8月21日に「青少年いいねット京フォーラム(本番)」が京都市北文化会館で開催されました。
参加した子ども達のほとんどが7月28日に事前学習会にも参加しており、約1ヶ月間の成果を発表し共有しました。各学校ごとに提言をスライドにまとめたり、メディアリテラシーや情報モラルに関しての啓発動画を作成したりしてくれていました。
会の中では子ども達自身が司会を務めました。京都府の子ども達のアンケート結果では他府県に比べ課金する人が多いという結果もあり、竹内先生からのたくさんの質問も自分たちの言葉ではっきりと考えを伝えていました。
パネルディスカッションでは午前中に話し合った①親へ②先生へ③自治体へ④自分たちへの提言に関して、大人のパネリストと熱い討論が繰り広げられました。
親代表で参加されたパネラーの方は「親もスマホやインターネットのことに関して詳しくないため子どもと一緒に話し合いたい」とのこと。また、子どもから先生への提言では「先生がインターネットの使い方を理解していないため授業が止まってしまう」といった声がありました。
→このパネルディスカッションから「子ども達は自由に使いたいけど、インターネットの怖い部分(依存・犯罪・喧嘩など)も知っているため危険な目に遭わないように大人にも止めるようにして欲しい」という考えがあると分かりました。
会には兵庫県や和歌山県から県の職員さんも見に来られていました。各県でスマホやインターネットに関するサミットを開催しており、「他府県の子ども達のアンケート結果や考えを知りたい。自分の県にも生かしていきたい。」とのことでした。
【担当】HP部 中村陸人
『大学生の声』
京都府の子ども達は現状が良くないことも理解しており、「大人の方と一緒にどうにかしたい」という気持ちが大きいと感じる。そのため、京フォーラムはとても良い機会になっていると思う。各家庭や各学校などまずは小さなコミュニティでフォーラムで感じた気持ちを広めていって欲しい。
ある中学校の引率の先生から「大学生の動きを見ていてとても勉強になった」「『子ども達もあんな大学生になりたい』と言っていた」と言われ、自分たちがしている活動が誰かの心を動かしていると感じた瞬間でとても嬉しかった。